応用情報技術者試験 (AP)
概要
応用情報技術者試験(AP)は、高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者を対象とした国家試験です。 基本情報技術者試験(FE)の上位資格に位置し、技術的な知識だけでなく、プロジェクトマネジメントや経営戦略などの実務的な能力も深く問われます。 記述式問題が含まれるため、論理的な文章力も求められます。
試験詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 午前:150分、午後:150分 |
| 問題数 | 午前:80問(四肢択一)、午後:記述式(11問中5問選択) |
| 合格ライン | 午前・午後ともに60%以上の得点 |
| 受験料 | 7,500円(税込) |
| 受験資格 | なし |
| 有効期限 | なし(無期限) ※合格から2年間は高度試験の午前I試験免除が可能 |
| 試験方式 | 筆記試験(春期・秋期の年2回実施) |
学習範囲・シラバス
- 午前試験
- テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の全範囲から出題(FEより高度な内容)
- 午後試験 (記述式)
- 情報セキュリティ(必須)
- 以下の分野から4問選択:
- 経営戦略、プログラミング、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発、情報システム開発、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査
難易度・勉強時間目安
- 難易度: 中上級(ITスキル標準 レベル3)
- 記述式試験があるため、単なる暗記では対応できません。実務経験があると有利です。
- 勉強時間:
- FE合格者: およそ 200 ~ 500 時間
- 初学者(非推奨): 500時間以上
公式情報
午後問題の選び方が学習計画を左右する
応用情報技術者試験は、幅広いIT知識だけでなく、長い事例文から条件を読み取り、設問に沿って説明する力を求めます。午後問題ではセキュリティが必須分野となり、ほかの分野から選択する形式が基本です。得意な技術分野だけでなく、過去問を数年分見て「設問条件の見落としが少ない分野」「答案を短く根拠付きで書ける分野」を選ぶのが現実的です。プログラミング、ネットワーク、データベース等を仕事で使う経験は助けになりますが、経験だけで午後答案の形式に慣れるとは限りません。
基本情報技術者試験との関係
基本情報技術者試験(FE)で基礎を確認した後、APで技術・マネジメント・ストラテジを横断する学習へ進む方法があります。両試験は同じ内容の難易度違いではなく、APでは設計や管理の判断をケースに当てはめる力がより必要です。資格の取得順に法的な前提条件はありません。学習途中の人は、FEの用語理解を固めるか、実務経験を生かしてAPの過去問演習へ進むかを模試で決めてください。高度試験の午前試験免除など制度を使う場合は対象と期間をIPAの現行規則で確認します。
日程や試験方式の変更に備え、IPAの応用情報技術者試験情報で当年度の案内、出題範囲、公開問題を確認してください。確認日: 2026-09-24。